【新唐人2016年1月29日付ニュース】
蚊が媒介するジカウイルスが、アメリカ大陸を中心に感染が広がっています。妊婦の感染による胎児の小頭症が指摘されており、アメリカ大陸の各国では革新的な対策案を取り組んでいます。
これまでに、ブラジルではジカウイルスの感染により、頭が小さい「小頭症」の幼児が数千人生まれました。
ブラジルのルセフ大統領は、ブラジル政府と社会は責任を持ってジカウイルスに対抗すべきだと示しました。
感染の拡大を防ぐために、ブラジル軍隊は、市民らの家を一軒一軒訪問し、感染状況を調べています。
感染が発見されたグアテラマでも、政府が妊婦に対する監視を強化するなど、感染の拡大を差し止めるための対策を取り組んでいます。
アメリカ当局は、ジカウイルスに関する情報を公開して感染のリスクを下げる対策を取っています。
ホワイトハウス報道官 Josh Earnest氏
「現在我々の作業の重点は自分で自分を守れるよう、ウイルス感染の予防対策について、皆んなと情報共有することだ。もう一度言うが、この種のウイルスは妊婦と妊娠を予定している女性に特にリスクが高い」
さらに、ブラジルの科学者は、遺伝子操作を行った蚊を放出して、蚊の繁殖を抑える取り組みも試みています。
OXITEC社のHadyn Parry会長
「1匹の雌の蚊は500個程度の卵を産める。この世界に500匹の蚊を増加させることにもなるが、我々の蚊(遺伝子操作を行った蚊)と交配させることで、正常に繁殖することができなくなる」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/01/28/a1249590.html(中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/大口 映像編集/李)